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be hard, be gentle.

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"If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive."


- Playback by Raymond Chandler


最近、ここいちばん、のときに
幾度となく胸の中で唱えているこの一節。
あまたの名訳があるけれど、
私だったら、なんて訳そう。

これが、チャンドラーの遺作となる、
フィリップ・マーロウ最後の事件
(絶筆となった『プードルスプリングス物語』は未完)。
そのせいか、心なしか、マーロウに元気がない。
前の事件で彼の元を去った女性の残像が随所にある。

(資料が手元にないため、以下、wikipediaより引用)

作中のヒロインから、
「あなたの様に強い(hard)人が、どうしてそんなに優しく(gentle)なれるの?」と問われた
マーロウ。


清水俊二訳:
「しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、生きている資格がない」

生島治郎訳:
「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては、生きている資格はない」

矢作俊彦:
「ハードでなければ生きていけない、ジェントルでなければ生きていく気にもなれない」



office_bluemoonの今の気分の試訳:

「タフじゃなければ、生きていられない。
そもそも優しくなれなかったら、生きている資格すらない」






ハードボイルドとは、痩せ我慢の美学、とみたり。

言われてみたい、というより、
そんなひとになりたい、と
近頃、痛切に思う。

しっかりしよう。
軸をもとう。
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by office_bluemoon | 2011-11-12 23:47 | 翻訳シャドーボクシング(試訳)