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"The Long Goodbye"から - 2

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しょうこりもなく、
"The Long Good Bye" Raymond Chandlerから。

世界一好きなバーの会話のあとには、
実はこんな台詞が続く。
この部分も含めてしびれているのだけれど、
解釈に自信がなくて、それはそれは長いあいだ
手をつけずにいた。

短いのに、
深い含蓄とキレのある機微。
これは、清水俊二巨匠に軍配がどうしてもあがる。
"The second is intimate"、を「ずっとしたくなる」
と訳してしまうなんて、
いったいどんな恋をしてきたの?、と唸ってしまう。


主人公の探偵、フィリップ・マーロウと
友人のテリー・レノックスが
バーでグラスを傾けている。
「彼」、はテリー。

“Alcohol is like love,” he said. “The first kiss is magic,
the second is intimate, the third is routine.
After that you take the girl’s clothes off.”



清水 俊二 訳:
「アルコールは恋愛のようなもんだね」と彼はいった。
「最初のキスには魔力がある。二度目はずっとしたくなる。三度目はもう
感激がない。それからは女の服を脱がせるだけだ」

村上 春樹 訳:
「アルコールは恋に似ている」と彼は言った。
「最初のキスは魔法のようだ。二度目で心を通わせる。そして三度目は
決まりごとになる。あとはただ相手の服を脱がせるだけだ」

office bluemoon 訳:
「酒は恋愛と似てる」とテリーはいった。
「最初のキスは魔法だ。二度目は、ぞっこんになる。三度目になると、
上の空でもできる。そうなると、あとは服を脱がせるしかない」






ひゃくまんがいち、こんな場面にまきこまれてしまったら、

1) ふきだす
2) いちもくさんに逃げる
3) こうさんする

のいったいどれをやらかせば?








BGM:
"Kissing a Fool"    Michael Bublé


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by office_bluemoon | 2011-12-22 22:44 | 翻訳シャドーボクシング(試訳)