Hama
名画座 Jack and Bettyで
探偵濱マイクがいた横浜を辿る。
「ぴあ」を毎号買って3本立て500円さがして
ミニスカートの制服のままこっそり通った、
高田馬場、新宿、池袋の裏通りが
フラッシュバックした若葉町界隈。
シネコンで映画を観るのにすっかり慣れて
名画座に怖気づいてしまうなんて、
つくづくヤワになったものよ。
館内随所に積まれた映画のチラシを繰るもまた愉し。
暮れなずんでいく横浜橋商店街の裏道を縫うように歩き、
「いそべ焼き250円」と書かれた喫茶店のメニューに足を止め、
店内をそうっと覗き込む。
伊勢崎町モールを冷やかし、日の出町のビニールシートの店をくぐり、
川べりを見やり、夜桜の野毛をハイボールでしめくくる。
新しいから心躍るのではなく、
懐かしい風景のかけらを拾い集めたくて、ただ追いかけて、追いかけて。
横浜みなと映画祭 ★
by office_bluemoon
| 2013-03-20 19:58
| こころ、泡立つ(events)