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カテゴリ:bar talk (boooze!)( 14 )

Belgium beer と諧謔

ビールはあまり得意ではなかった。
それでも、通の友人が一緒ならば、と、
ベルギービール・バーで手ほどきを受ける。

ヘタウマな絵が笑いを誘う。
フランダース産のビール?
ネロと、パトラッシェ。

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店員さんに好みを伝えて、選んでもらったのが、これ。
「ギロチン」。
名前の由来は、『キレがいい』から、と。
やるなぁ。

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友人から一口もらった「ロシュフォール」10年も、
鼻腔でふわっと花が広がるような。
それでいて、まろやかな繊細な口当たり。

ラベルや、銘柄ごとにオリジナルグラスを使う
こだわりにも唸った。
ビール、という、軽やかな句読点。
力の抜けた遊び心と粋。

壮大なテーマ、もっと知りたくなった。



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by office_bluemoon | 2013-02-27 10:08 | bar talk (boooze!)

on the corner

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新卒で入った会社の大好きな先輩(メンター)と丸の内で。
数年ごとに、何かの節目に会っていただく。
ハイボール、三杯。グレンフィディックで。
先輩は赤ワイン三杯。

直接の上司でもなかったのに、昔はずいぶんと叱られた。
お行儀だけではなく、人生への姿勢、情熱に値することとは何か、
ものごとの見切り方、にいたるまで。
覚悟がなければ
耳に心地よくないことを他人にすぱん、とはいえない。
とにかく、私は今に輪をかけてなっちゃいなくて
見ていられなかったのだと思う。

おだやかに近況を互いに語れるようになった。
心の基点たるもの、奇を衒ったものでは決してなく
日々の起居にあることをまた気づかせてもらう。

夜も更けて
ぼうっと浮かぶ新・東京駅舎の前で「じゃあ」、と右と左に。


銀杏紅葉 コートの背中に教えられ
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by office_bluemoon | 2012-11-27 16:29 | bar talk (boooze!)

うつくしい酒

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巨峰のフローズン・ダイキリー。
皮をむかないままミキサーにかけた粒が
ほんの少し。
グラスの淵に
バラのつぼみのようにあしらわれている
ひと粒もポイント。


(ずうずうしくも)
わたしがわたしでよかった、
お酒が飲めてよかった、と
心のそこから思えるような一杯を
それはそれは暑い一日の終わりに。
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by office_bluemoon | 2012-08-23 23:12 | bar talk (boooze!)

一献

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蕎麦屋で人を待つ。

冷酒と板わさと文庫本でひとり、でも
粋がっているようには見えない
年頃になった(たぶん)ことが嬉し恥ずかし。

(内心、はしゃいでいる)
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by office_bluemoon | 2012-01-17 09:46 | bar talk (boooze!)

fruits cocktail

フルーツの使い方で、
いつもうならせてくれるバーで。

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これは、連れのオーダー。
ざくろとシャンパンで。






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私は柿を。
一部ジューサーにかけて、
とろとろの果肉はチャンクに。
それをオレンジジュースとソーダで割る。
ノンアルコールで、と。

果肉はときどき、
スプーンで
すくって食べる。




味見したかったけど。
ざくろとシャンパン。
ほんのひとさじでも。
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by office_bluemoon | 2011-11-26 10:15 | bar talk (boooze!)

a sky bar

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『眠りから覚めた極上10年』
『魔界への誘い』
『月の中』

これすべて、焼酎の名前。

慶事のあった友人と祝杯。


モヒートが招く、おお間違い
テキーラショットの無鉄砲
シャンパンの鼻っ柱
バーボンの倦怠
ソルティードッグの青春
マティーニの不埒


ひとはしらふでは言えないことを、
文学に語らせ
クールではできないことを
酒のせいにする。
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by office_bluemoon | 2011-07-05 15:48 | bar talk (boooze!)

No Hung Over

はじまりは、この本だった。
事件がどうの、というよりも、
アル中探偵マット・スカダーとバー。
そしてバーボンを愛でる描写の
文体がクリスプで美しかった。
真似したくて、原書を取り寄せて
試訳もした。

以来、
酒にまつわるミステリ、エッセイをまとめ読み。
一日の終わり。仄暗い灯りのもと、片手にグラス、で
読書する時間のいとおしさといったら。

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『聖なる酒場の挽歌』 ローレンス・ブロック 
"When the Sacred Ginmill Closes" Laurence Block
(2011-B23-0401)



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"A Drop of the Hard Stuff" Laurence Block 
(2011-B27-0417)



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冷酒と刺身、てんぷら、みたいなものばかり頭に浮かんで困った。


『男の作法』 池波 正太郎 
(2011-B31-0516)




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本好き、映画好き、音楽好きを
飽きさせないお酒エッセイ集。
酒場は学校、とさえ思う。
東(あずま)節が健在で嬉しい。

『グラスの縁から』 東 理夫
(2011-B36-0605)



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こんなふうに、飲み物のことばかり
日がな考えていたら楽しいだろうなぁ、と思った。
同じ作者で食べ物づくし、のエッセイも読んでみたくなった。

『飲むほどに酔うほどに』  重金 敦之 
(2011-B38-0606)





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予定調和やワンパターンとは、
裏切られない、ということでもある。
血中ヘミングウェイ濃度が高いが
はるかにライトな
オキ・シローの短編集。

『紐育のドライ・マティーニ』 オキ・シロー 
(2011-B39-0606)


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酒場とか酒が直接のテーマではないのだけれど。
グラスの中に美学を見出すしかなかった
最後の無頼派。

「若い女の子に“KY”という言い方があって 空気が読めない人のことらしい。
『馬鹿言ってるな。なぜいい年して 女、子供の吸ってる空気を読まにゃならんのだ。』 」

うわぁ。これ、言う人と相手を間違えたら、顰蹙を買いかねないだろうに。

『大人の流儀』 伊集院 静  
(2011-B40-0607)



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バーテンダー学、というのがきっとある。
こんなバーテンダーの前では
とぐろなんて巻けない。
由緒正しい
古今東西の酒にまつわるうんちく。

文豪にかかると、酔い心地はこうなる。

『春の花、タイム、ラベンダーの風味、デリケートでソフト。
これを飲むと、まるで月の光の下で音楽をきいているような感じだ』
(サマセット・モーム 『剃刀の刃』) 


飲んだら天使がペンに舞い降りたらいいのに、と
よく思う。


『洋酒うんちく百科』 福西 英三 
(2011-B49-0629 )



これだけ読んでも、二日酔いなし。
No hung over。

カクテルのレシピ、
ワインの銘柄などはからっきし頭に残らない(覚えられない)。
物覚えのわるさのせいでもあり
酔い加減のせいでもあり。
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by office_bluemoon | 2011-06-30 00:07 | bar talk (boooze!)

hard-boiled way -1


いま翻訳をしている資料には
バーボンがやたら美味しそうに登場する。
だから、こんなのを見つけてしまったら、
素通りはできない。


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Georgia Moon、というのがまた、
密造酒の香りぷんぷん。
*密造酒のことをmoonshine、とかいいます。moonlightingはちなみに、『副業』とか『闇討ち』といった意味です。

「昼間には飲めないのね」、とか
「いや、おれ、ハチミツ運んでるだけなんだ」、とか
ストーリー喚起力のあるパッケージ。

味のご報告はまた、こんど。
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by office_bluemoon | 2011-04-22 00:11 | bar talk (boooze!)

Hot Buttered Rum


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軽い風邪くらいだったら、
これが特効薬。
ホットバタードラム。

いろいろな流儀があるようだけれど、
こんな材料が揃っていたら、
手軽に家でも用意できる。

ダークラム
お湯
角砂糖(できればブラウンのほうが味わいある甘みに)
シナモンスティック
バター

大人にだけ許される、
香味。甘さ。
メニューになかったけれど、
作ってもらう。

ねぇ、このお酒には、苦渋に満ちた表情は似合わないですよ。
友人と代官山で。
祝杯気分になるための処方箋。
あまたの再会、必然、
天の采配に感謝しながら。











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by office_bluemoon | 2010-04-15 00:42 | bar talk (boooze!)

ここは、ウェイティング・バー



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(sneak shot by ★-jiくん)






最後のしずくを飲み干したら
赤いカーペットと
紫の緞帳(どんちょう)の待つバルコニー・シートに。

オーケストラボックスの音も、ざわめきも止む。
凪いだ水面(みなも)と競うほどの静寂。

そして、マントをひるがえして夜会のはじまり。





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by office_bluemoon | 2010-02-27 00:26 | bar talk (boooze!)