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カテゴリ:私的juke box(tunes)( 36 )

"A Mi Manera"

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翌日確実に都内に届く宅配便〆ギリギリまで、校正作業。

締め切り20分前。
暑さでふらふらになりながら集配ステーションに向かう。
茜色の空を追いかけて西へ車を走らせる。
ラジオをつけたら流れてきたのは、
ジプシー・キングスがギターをかきならし、絶叫する
それはそれはドラマチックな
『マイウェイ("A Mi Manera")』。

机の前でダルマさんのように数日間座り続けていたのだけれど。
これ以上走れないところまで、走りぬいたような、
万感迫ってなんだか胸が熱くなって。

I did it my way.





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by office_bluemoon | 2015-08-04 09:53 | 私的juke box(tunes)

"The Days of Wine and Roses"   Allan Harris with Takana Miyamoto

風邪らしい。
微熱が下がらない。
果たせなくなった約束や
よい波が来ていることも頭から追い出して、
本とグラスを傍らに
嬉々として部屋にこもる。

アニスだの、カルダモンだの、
シナモンだの、
ありったけのスパイスと蜂蜜を入れた
ホットウイスキーや、
ホットラムを少しずつ呑む。
数ページ読んでは眠りに落ちて、
また起きて、を繰り返す。

友人の勧めで買ったCDがちょうど届く。
間違いのないスタンダード曲が集められた中、
この曲がヴォーカル、ピアノ共に一番気に入って、
繰り返し聴いた。

この曲がテーマになった映画は、
アルコールに溺れて壊れていくカップルの話。
ドラマが混迷を極めていっても、
音楽はあくまでも甘く、美しいだけに、切なかった。

ところで、夢まどろむ中で、横面を張りとばされた。
風邪なんだから、しょうがないじゃない、と
若きジャック・レモンに食ってかかった。








Convergence





































Convergence

Alan Harris & Takana Miyamoto / Love Productions

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by office_bluemoon | 2012-10-07 12:01 | 私的juke box(tunes)

"I Saw the Light"    Todd Rundgren, Daryl Hall

多感だった頃に流行った
音楽を聴くたびに、おもうこと。

15歳のじぶんに会って恥ずかしくないか。
夢で描いていたような大人になっているか。

(とりあえず、
誓いどおり、
いんちきなしで、ジーンズを履ける。
本も読んでいる。
音楽も聴いている。
気が向いたら海にも行ける。
ひとりでレストランにも、バーにも入れる。旅にも出られる。
ともだちもいる)


将来のこととか、なんだか、
心配ばかりしていた
15歳の私に
まっすぐ、にっこり、
どうにか生き延びてるよ、
こんなにしあわせになったよ、って
笑いかけてあげられるか。



Hall and Oatesが流行ったのは、
グレーのミニのタイトスカートの制服があんまり似合わなかった
女子高生の頃。




この映像を見つけて、元気付けられたのは、
Todd Rundgrenが昔よりはるかに歌が上手になっていて
Daryl Hallが、60歳過ぎてなお、
昔よりもむしろ、すこやかに音楽を愉しんでいるところ。
こんなふうに、やわらかく、ヌケ感をもって、
ゆるそうに見せて(見せる、ってところがポイント)
年齢を重ねるのってかっこいい。


こんな番組も発見。
ふつうにDarylのおうちでやっているこの感覚が、いい。 

Live from Daryl's House


好きなことを、愉快にずっと続けているひとは、
周囲の人もハッピーにする。

つらそうに何かをやるんじゃなくて、
そんなふうに、
いろいろあったって、
ハッピーのおすそわけができたら、最高。
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by office_bluemoon | 2012-02-25 19:22 | 私的juke box(tunes)

"Run to You"    Whiteney Houston

どの曲がベストか、と友人との問いかけに
一日かけて考えて、これに。

活き活きとしたWhitneyの美しさと
この映画を観ていた頃の自分の幼さを思う
(この頃はだれの腕に飛び込みたい、って夢見ていたんだっけ?)。

なんの因果か、天使の装束。
不覚、涙。

RIP。











































THE BODYGUARD

ホイットニー・ヒューストン / BMGビクター

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by office_bluemoon | 2012-02-13 15:01 | 私的juke box(tunes)

"Everything Happens to Me" (Theronious Monk)

翻訳作業はきっと、農作業に似ている。
ただ、ひたすらに、鋤(すき)を大地に振り下ろす。

晴れの日も、雨の日も、フラットな平常心に戻す。
クリスマスだろうと、いい波きてるよとメールをもらおうとも、
日が昇るのと同時に机に向かい、ペースを崩さず。

作業中は、ことばにひきづられてしまわないよう、
ヴォーカルの入っていない曲をかけている。
このところ、しゃべりも少なく(クリスマスだとかお正月だとか騒がない)、
ピアノジャズしかかからない
海外のラジオ放送を選んで聴いている。

もともとの好みは、
ビル・エヴァンスとか、オスカー・ピーターソンといった
あぶなげなく、よどみない超絶テクニックだった。

ところが、
言葉にすぐつまる、口下手な男のような、
余白と「溜め」の多い、訥々(とつとつ)とした、ピアノタッチの演奏が
どうも気になる。

これ、誰?と
クレジットを見ると、毎度、セロニアス・モンク。
以前は暗い、と決めつけて敬遠していたのに。

なぜ、この人の演奏にはっとするのだろう、と
少し考えてみて、わかった。
ひとつセンテンスを読んでは、日本語に訳して、
ひとつ前のセンテンスから読み直して、つながりをみて、
口に出してつぶやいて、
さかのぼって直して、また、考える、という、
やはり訥々とした私の翻訳作業ペースに
どうやら、マッチしているらしい。

ピーターソンばりに、流水のように縷々(るる)と
和文が出てきたら、苦労がないのだけれど。



特に、この曲が気に入って、テイクの違う二枚を購入。
この、よっこいしょ、と、重い鍬(くわ)を振り下ろしては
土を掘り起こしているような
腰の粘り、溜めの効きぐあいが
今の気持ちにすごくしっくりくる。


未訳ページ数、あと50ページを切る。
黙々と、訥々と、鋤を振り下ろす
節くれだった日々は、もうちょっと続く。


今年が過ぎ去ってゆく。















































Alone in San Francisco

Thelonious Monk / Ojc

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ソロ・モンク+9

セロニアス・モンク / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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by office_bluemoon | 2011-12-28 21:00 | 私的juke box(tunes)

"'O Sole Mio" (Luciano Pavarotti and Bryan Adams)

Pavarotti & Friends のシリーズの中から。

Pavarottiとデュエット、というと
たいがいのアーチストが
普段以上に力んだり、
ここぞとばかりに声を張り上げてしまう。

誰が相手でも俺はこれでいい、という
Bryanのこの抜けた感じが、かっこいい。

個性とは、かくあるべし。









イタリア語はやはり
歌唱向けの言語だと思う。
美しい。

イタリア人が英語をしゃべるときのラテン訛りと、
英語圏の人が照れたようにしゃべるイタリア語は、
なんともいえずセクシーなんだよなぁ。
これをやられると、ウソをつかれても
腰くだけけになって
怒る気もうせてしまう。


さて、同じ曲でも
あまりにも有名な、
三大テノールの競演。

最後の見せ場、
Pavarottiの高音部のトリル部分に注目。
三大テノールでは必ずやらかしてくれる
お約束、なんだけれど、毎回笑わされた。

三人三様の伊達男たち。
ほんとうに、チャーミング。




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by office_bluemoon | 2011-12-20 07:02 | 私的juke box(tunes)

反動 - Love Machine (The Miracles, Wham!)

しごと、追い込み。
クリスマスも、お正月も
季節柄、のお誘いにも
背を向けた生活。

それだけに、なのか、
こんなミラーボールキラキラの曲ばかり
ヘビー・ローテーションで聴いている。

反動、ちょっと、きてるなぁ、と
じぶんでもおもう。


なんでも、がまんしすぎはよくない。





オリジナルと、Wham!版。

うまいよね、George。
踊りにもキレがある
(でもね、昔から気になっているのはギターのAndrew)。

いまさらだけど、Wham!の音楽性は高かった。


The Miracles





Wham!


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by office_bluemoon | 2011-12-19 14:53 | 私的juke box(tunes)

"Holding Back the Years" Jimmy Scott

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"Slave to Love"
すっかりまいってしまって、アルバムを購入。
カバー曲集。


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ほかに、Sinead O'cornorの"Nothing Compares 2 U"、
Simply Redの"Holding Back the Years"が印象に残った。
だけど、サプライズが大きいのはやっぱり"Slave to Love"。

あんな渋いしわがれ声で
「いつもの場所で、待ってる」、なんていわれたら
揺さぶられる。行かないわけにはいかない。
たぶん。

一方、のべつまくなくこの、ふりしぼるような、ためのある歌い方に
浸れるか、というのは
好みがわかれるところだ。
箸やすめ的な軽妙な曲も、はざまに欲しい。

ひと晩とおしでダウナー系でいい、って気分のときに良い。
いったい、どんな出会いと別れを重ねたら、
こんな歌い方ができるのか。



























































































Holding Back the Years

Jimmy Scott / Rhythm Club Records

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by office_bluemoon | 2011-11-26 10:11 | 私的juke box(tunes)

Tony Bennett with...

酸いも甘いも、の正統派ヴォーカルと
すれっからし女性ヴォーカルの
組み合わせの妙。

赤のギンガムチェックじゃなくって
白、それもモアレ(地模様入り)なんかじゃない
潔い白無地の
テーブルクロスのかかった
イタリアンレストランの奥の部屋で
葉巻をくゆらせていそうなTony Benettと
Amy Winehouse、Lady Gagaとの
からみあい二編。

めざしたいのはこんな粋、軽妙、洒脱、
強さとスパイシーさと仇っぽさ!



with Lady Gaga





with Amy Winehouse






ほかにもNorah Jones、Andrea Bocelli、Alejandro Sanzとの
競演も(上のふたりを凌ぐスパイシーさはないけれど)なかなか。
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by office_bluemoon | 2011-10-27 07:57 | 私的juke box(tunes)

"We are the Champion" Queen

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頼れる年下友人、Mちゃんの披露宴@馬車道。

多彩なおふたりにふさわしく多彩な友人親族の方々による
ライブ主体のパーティー形式。
"the lucky guy" 新郎がこちらと同世代、とあって、BGM、バンド演目すべて
ストライクゾーン。

おふたりの素晴らしさ、趣向もさることながら。
出色だったのは
「一夜限りの復活Live」Queenのコピーバンド、
“Nueen”。
カタカナ発音だろうが気にせず熱演。
これが、伝わる。
フレディのことが、このカップルのことが
しんそこ好きなんだなぁ、という想いが伝わってきて
観客も総スタンディング。
新郎もマイクスタンドを掴んでの熱唱。
頭抱えて笑う新婦。

つられて、素足にスリップドレスというかっこうで
拳を突き上げて(うぉーっ)飛んだり、跳ねたり、踊ってしまった。

“We are the Champion”を唱和するウエディングなんて初めてだ。
とうぶん、朝陽を浴びるたびに拳を突き上げてしまいそうだ。


信じた道のチャンピオンたれ。
そう応援したくなるこの二人にぴったりのテーマだったかもしれない。
おしあわせに。ここにいるみんな、あまねくしあわせに。






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by office_bluemoon | 2011-10-04 09:14 | 私的juke box(tunes)