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カテゴリ:活字に遊ばれ(活字のある風景)( 66 )

at a brewery

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土星の図書室、ではなく、ビール醸造所でみつけたミニミニライブラリ。
西洋の醸しものしばり、の選書、なかなか。




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*****
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by office_bluemoon | 2016-03-28 08:03 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

湯こもり読書 -1

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風呂場用の読書しつらえがあった宿の
図書室の一角のならび。

数寄屋造りの建築家関連の書籍や、食エッセイ、
芹澤銈介のコレクションにセバスチャン・サルガドの写真集が並ぶ、という
偏りっぷりはかなり好み。
今年は文字ばかりではなく、視覚に訴えるイベントにもっと足を運ぼう、と
新年早々、心に誓う。

その昔、母親が愛読していた女性エッセイストの本があり、
懐かしく思いぱらぱらと。夕食の時間が来たから階下に降りると、
くだんの女性エッセイストが秘書と思しき女性とやはり食事に現れられて、
びっくり。小さく声をあげそうになったのを、呑み込む。


この宿で読んだ自前の本:
『隅田川暮色』 芝木好子
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by office_bluemoon | 2016-01-09 15:24 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

specialty


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酒造をたずねる。
杜氏さんの書棚。
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by office_bluemoon | 2013-03-25 08:54 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

『1Q84』 (Hervill Press版)

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次回読書会の課題本、『1Q84』が
届いた。

すでに知っている物語だったら、
装丁の比較も洋書の愉しみのひとつ。
得てして、日本の小説の英語版の装丁は、
間違ったジャポネスクだったり、
ステレオタイプ(フジヤマ・ゲイシャ、昔のハリウッド映画に登場する
日本人庭師、といった手垢のついたものまで)だったりする。
それでも、
勘違いも含めて愛着を持って
受け入れられてしまうのは、「書籍」というパッケージの魔法だと思う。



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ハードカバー。
900ページ余。
厚みは6cm弱。


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各ページに入った『1Q84』とページ番号の文字が
反転した鏡文字だったり、と
思いがけない
意匠が凝らされている。






この作品に決まった経緯。
和書も読める軍団(?)を組んでいるRobertとの結託。
推薦理由を挙げて、多数決。逆転寄り切り勝ち。

理由:
1.ここ数年ノーベル文学賞候補に何度も挙げられている日本人作家であること
2.オウム真理教事件にインスパイアされていること
3.日本に住むことを選んで、この時代を共有しているのならば、
さまざまな文化背景を持つメンバーの感想がぜひききたい、ということ
4.満を持して英訳が最近出たこと


同じ物語を見事な英訳でも追体験できるなんて、冥利。
反芻の読書。
日本語のほかにも読めることばがあって幸せだ。







































































1Q84: Book 1, 2 and 3

Haruki Murakami / The Harvill Press

スコア:


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by office_bluemoon | 2012-03-10 12:04 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

Daikanyama T-Site  (代官山蔦屋書店)

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オープンは、12月。
やっと立ち寄れた(なんという生活だったのだろう)。

代官山 蔦屋書店
とにかく巨大、とは聞いてはいたけれども、
これほど甚大とは。
おそらく、生まれてから入った中で
一番大きな書店。


これほど夥しい知の集積の中に置かれると、
自分が大海の中の一滴ほどの価値もなく思えてくる。
生き方が間違ってたんじゃないか、と猛烈に反省モードになった。


何かを探すことすらあきらめて、ラウンジanjinでほてりを冷ます。
anjin マティーニ (ジンの代わりに梅酒とベルモット。オリーブなし)
白穂乃香(国産白ビール)の泡の立て方が絶妙。

本屋にいたのにけっきょく、
一冊の本も取り出したり、開くこともできなかった。
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by office_bluemoon | 2012-02-28 09:40 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

『シャンタラム』 読了

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読書会のテーマ本、読了。
今回は多忙を理由に、翻訳本を読む。
文庫本で上・中・下でざっくり1800ページ越
(原書は900ページ余)。
一週間で。
2012年ふたつめの『やった』。

かいつまんで語るにはあまりにも壮大、かつ、
破天荒な、著者の実体験にもとづく物語。
内容については、次回読書会議事録に譲るとして。

文庫本の帯のキャッチが、実に絶妙に内容を要約していた。
「脱獄 - 武装強盗犯、ボンベイへ - 世界のバッグパッカーとセレブを虜にした聖典!」
「雌伏 - 拷問に耐え、マフィアに - ジョニー・デップの映画化など待ってられるか!」
「戦争 - 首領に従い、アフガンヘ - 現代の『千夜一夜物語』驚愕と感涙の終幕!」



写真、洋書が二冊ある。
上にあるのは、ドイツ語版。
慌てていたにせよ、なんでドイツ語版をクリックしてしまったのだろう。

それに気づかずページを開いて、
アルファベットなのにぜんぜん読めないなんて
とうとう頭がおかしくなったか、と3秒くらい焦った。

あとは、仲間とディスカッションできるよう、
日本語でページを追った部分を、原書にあたっておく。
翻訳の手習いも兼ねて。
それと、事前メールでメンバーから出た
感想をチェック。

今回は、内容にちなんで、
インド料理レストランを10数人で予約。
雨、ひどくなりませんように。


『シャンタラム』 グレゴリー・ディヴィッド・ロバーツ (田口 俊樹 訳) 
















シャンタラム〈上〉 (新潮文庫)

グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ / 新潮社

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シャンタラム〈中〉 (新潮文庫)

グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ / 新潮社

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シャンタラム〈下〉 (新潮文庫)

グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ / 新潮社

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by office_bluemoon | 2012-01-21 22:23 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

初めてのaudio book ("Playback" by Raymond Chandler)

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とある一節が
粋で、切なくて、心に沁みて。
ページを開いたまま
車内でしばし目を閉じた。

『プレイバック』 
レイモンド・チャンドラー 作
清水 俊二 訳


琴線に触れたたのは、
たった三ページの男女の会話。

チャンドラーの最後の作品。
終わりの予兆を漂わせるマーロウをあまり見たくなくて、
子供の頃に一度か二度読んだきり、ずっと触れずにいた作品。
そのときは漫然と字を追っていただけだったらしい。
機微が、まったくわかっていなかった。

訳の秀逸さゆえなのか、
原文の力なのかが、矢も立てもたまらず知りたくなる。

一行でもいい。
こんな訳が残せたら、冥利だと思った。



個人的な読書時間がほとんどとれない
厳しい時間の制約があるなか、何としても原文が通しで知りたかった。
そうか、耳はあいている。
audio bookを探した。

BBC版と、映画『ロング・グッドバイ』でマーロウを演じた
エリウッド・グールドによるアメリカ版のものと両方注文。
BBC版が先に届く。
"Playback"とついでに"Farewell, My Lovely"も
原書を再読したくなり取り寄せた。
グラス片手に読書、はきっとまだ一ヶ月くらい先だけれど。

だけど、寝しなにこれを聞けばいい。
夢の中でもマーロウにまた会える。


(どんなくだりかは、また後日!)
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by office_bluemoon | 2011-12-16 20:02 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

a short trip to Fukagawa (表紙買い - eastend TOKYO BOOKS)

たった3時間の深川散策を忘れがたいものにしてくれたのが
波長のあう古書店との出会い。

eastendTOKYOBOOKS 

しかも、連れが名うての古書ハンターの書友だったから、
この店構えに出会ったときに、そろって声をあげた。
ダンボール箱に入って外に並べられていた本・雑誌類からして
すでに、のっぴきならない予兆があった。
財布のヒモを引き締めて店内を観て回った。

直前まで二人で話題にしていた作家さんやフォトグラファーの本、
行きの電車で読んでいた本の関連本、がざくざく。
あるじと周波数が同じ領域にある、とみた。

抑えて抑えて、購入したのはこの二冊。

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A Book of Nonsense Lewis Carroll and others
Farewell to Arms Ernest Hemingway

英語のユーモアはえてして難解なのだけれど、
装丁と挿絵に惹かれて。
Hemingwayは、何冊持っているの?とからかわれた。
だって、この装丁のは、持ってなかったから。。。
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by office_bluemoon | 2011-10-03 07:54 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

"Librairie Côte d'une Couleur"  一色海岸書店

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伝説の編集者がお亡くなりになった。
海のすぐそばに本があり、人が集う場を夢見ていらしたと聞く。
ご遺志を継いだ方々が
その貴重な蔵書を期間限定で公開・販売する
一色海岸書店(Librairie côte d'une couleur)に友人を訪ねた。


蔵書は、想像以上に多岐にわたっていた。
つくづく、誰かの蔵書、本棚というものは
ひとつの小宇宙と呼んでも差し支えないのだと知った。

何かを知る。そしてそれを伝える。
書店は両方の要求を満たすためにある。

書かずにはいられない。知らずにはいられない。
性(さが)、とか業(ごう)、とか呼べるほどの
狂おしい初期衝動が人にはそもそもあるのだとも思った。


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特筆すべきは雑誌資料だった。
素朴な紙質やタイポグラフィ越しに迫るのは、
圧倒的なパッション。
70年代前後の雑誌はいわば、
音をたてて押し寄せてきたサブカルチャーの
モニュメントだ。
若者はみな、舶来のものから
洗練・スタイルの神髄を学ぼうとしていた。
「はじめて」や、「さきがけ」物語がごろごろしている
時代だった。
その後確たる地位を築くことになる、
今ではアイコン的雑誌の前身や、創刊号には
何かが様式化してしまう前の奔放さがあった。


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訃報からまだ日も浅く、悼む声を身近に聞くだけに、
厳かな気持ちで雑誌の山から一冊一冊手に取った。
隠された旋律を聞き取ろうとするように、
書籍の背表紙の列を何度も目で追った。


まだ知らないことの膨大さ。
書架の前に立つたびに必ず思うこと。
圧倒的な知性の前に打ちひしがれるのが
わかっていながら、
本が並ぶ風景にはどうしても引寄せられる。
そして、まだ自分は何もわかっていやしないことをしっかりと
頭に叩き込む。
まだまだ知るべきことが残っていることを確かめに、
私は書店に足を運んでいるともいえる。
知ることの幸福感と
何もわかっちゃいないことを思い知る無力感は交互にやってくる。


これだけのコレクションを所有し、ひとつの時代を築かれてもなお、
故人は新たなる表現の試みを続けていらした、と伝え聞く。

書くこととは。表現とは。
それは、思想の構成、解体、再構成を飽くことなく
繰り返すこと。
その行為は、果てしなく寄せては返すさざ波のふるまいによく似ている。

そういえば、このちいさな書店のある小径は海へと続いている。
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by office_bluemoon | 2011-05-28 01:19 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)

古書店逍遥 (Leonard, Murakami)

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ぽっかり時間が空いた。
古書店に。都内。

ここは、魔界。
夢遊病者のように6冊くらい抱きかかえたのを、
理性をやっとかきあつめて2冊にまで絞る。

エルモア・レナードの続き。
それと、村上作品の中でこれを越えるものは未だない、と信じている
『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』。
このころは、アルフレッド・バーンバウム氏の訳。

妙なオリエンタリズムの装丁が多い昨今、
この装丁は、内容を踏まえていて秀逸。
おぉ、KODANSHA刊か。さすが。

(ランダムハウスのHPを見ると最近、こんな感じ (音が出るサイトです))

ペーパーバックには
和書にはなぜか見いだすことのできない、
質感と色遣いがある。


帰途、フルートグラスを傾け友人たちとbook talk。
二軒。

「世界にどんな堅い大きな壁があり、そこにぶつかってわれる卵」があろうと、
私は毅然と卵とハルキさんのほうにつく。

議論の俎上にあるのがなんであれ、
感情論・好悪に訴えた批評や横やり、権力を
するりとかわせる
理知と機転を備えておくべし、と
友から進言をいただく。
ありがたきかな。
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by office_bluemoon | 2011-02-05 14:43 | 活字に遊ばれ(活字のある風景)