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シンプルな祈り


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たいせつな人たちが、
地球のどこにいても
すこやかでいてくれますように。


おさなごが握りしめた手のひらを広げて
宝物をそっと見せ合うように。
ふたたび巡り合えたら、昨日の続きのように語り合い、
素晴らしい時間を共有できますように。



ご縁のあったすべての笑顔、空、涙にすら、感謝。
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by office_bluemoon | 2010-12-31 12:28 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

本分


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気持ちを込められないことを
惰性で続けていることの罪は重い。
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by office_bluemoon | 2010-12-30 11:47 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

冬の色


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ミルクティーの朝もや

ダージリンの夕映え

ラムネ色の昼さがり
(きみはいつだって光の泡の中で、わらってる)
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by office_bluemoon | 2010-12-29 09:59 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

passion

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他人に奪われたり傷つけられて
損なわれてしまうのなら、
最初からたいしたものじゃなかったんじゃない?
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by office_bluemoon | 2010-12-28 09:54 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

余韻


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宴の華やぎの中よりも、
余韻に身を浸しているときにこぼれる笑み。
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by office_bluemoon | 2010-12-27 07:38 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

"Do They Know It's Christmas?"

伝えなければ、と思う歌詞がある。
歌詞の全訳はあまり公開しない主義だけれども、
思い切って試訳で。

なぜ祝うのか、についてあまりにも思考停止している風潮に
たとえ無駄かもしれなくても、警鐘を。

読んでいて異を唱えたいくだりはあるけれど
(とくにボーノの歌うパートはひっかかるし、
キリスト教中心世界観も物議を醸すところだけれど)、
とにかく、忘れてはいけない曲。

陰のない世界なんて、現実じゃない。
それがファンタジーだとわかっていればいいけれど、
そんな薄っぺらなものを鵜呑みにしてはいけない。
悦びや宴の中の真っただ中にあっても、闇に押しやられている存在を
忘れずにいるだけで、何かが必ず変わる。
いったい、今の人はこの歌詞の意味を知っているのだろうか?






クリスマスがきた
だけど、畏れることはない
クリスマスには、ぼくらは光を受け入れ、陰を消し去る
そうしたら、ものは満ち足りたこの世界で
喜びのスマイルを交わし合えばいい
両手を広げて、世界を抱きしめよう
クリスマスだから

それでも、祈ろう
隣人のために
クリスマスのときに
難しいかもしれないけれど、愉しいときにこそ
君の窓の外には、こんな世界がある
怖れと不安でできた世界
そこにあるただひとつの水の流れは、身を切るような哀しみの涙
そこで鳴り響くクリスマスの鐘は終末を告げている
そこにいるのが自分でないことを、今夜神に感謝しないか

こんなクリスマスの時期、アフリカでは雪は降らない
彼らにとって最高のギフトは生きていること
草木も根を生やしやしない、雨も、河の流れもない場所で
彼らはいったい、今はクリスマスだと知っているのだろうか?

みんなのために、乾杯しよう
灼熱の太陽の下にいる彼らのためにも、グラスを合わせよう
彼らはいったい、今がクリスマスだと知っているのだろうか?

世界の人々に食料を
もういちど、今はクリスマスなんだよ、って、知らせてあげよう
世界の人々に食料を
もういちど、今はクリスマスなんだよ、って、知らせてあげよう



It's Christmastime; there's no need to be afraid
At Christmastime, we let in light and we banish shade
And in our world of plenty we can spread a smile of joy
Throw your arms around the world at Christmastime
But say a prayer to pray for the other ones
At Christmastime

It's hard, but when you're having fun
There's a world outside your window
And it's a world of dread and fear
Where the only water flowing is the bitter sting of tears

And the Christmas bells that ring there
Are the clanging chimes of doom
Well tonight thank God it's them instead of you
And there won't be snow in Africa this Christmastime

The greatest gift they'll get this year is life
Oh, where nothing ever grows, no rain or rivers flow
Do they know it's Christmastime at all?

Here's to you, raise a glass for everyone
Here's to them, underneath that burning sun
Do they know it's Christmastime at all?

Feed the world
Feed the world

Feed the world
Let them know it's Christmastime again
Feed the world
Let them know it's Christmastime again



ジョージも、サイモンも、ポールも、トニーも、若い!
全4枚セットDVDのステージは、奇跡のギグの宝箱。 













































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by office_bluemoon | 2010-12-25 13:23 | その時口ずさんだ(勝手に訳詞)

すべての書友たちへ

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 本が好きだ。本のある風景が好きだ。もっと言うと、本を読む人がいる風景も大好きだ。
不機嫌の埃が堆積する通勤電車の車内。タブロイド紙でもなく、ケータイでもなく、
書籍を読み耽る人を見つけると、嬉しくなる。よその家を訪ねて書架を前にしながらの
家主との会話も、堪え難い悦びだ。

 あるとき、愛書家の外国人男性が遊びに来て、私の小さな書庫を眺めているうちに、
突飛な行動に出た。一冊の本を取り出し、開いたページに顔を埋めて動かない。
しかも、彼には読めるはずがないの日本語の本。
 「僕は本の香りがたまらなく好きだ。この本は新しい香りがする」と、胸の奥底まで
息を吸い込み、しばし顔をあげない。本への衒(てら)いなき愛情。そんな人を奇異に
思ったりなんかできない。彼と私はたちまち親友になった。
 
 何のために本を読むのか。
 この広い宇宙の片隅で私が死ぬまでに体験できることなど、たかが知れている。
であればこそ、煎じつめると、理由は三つだ。
 人生の引き出しを増やしたいから。新しいこと、人に出会って繰り返し、
心を震わせていたいから。何も、誰も信じられなくなってコーナーに追い詰められたとしても、
救いを自力で見いだす知恵をできるだけたくさん、備えておきたいから。
できれば、歌をくちずさみながら。

 古今東西の叡智を手に入れるには。手にすべきふたつのツールは、
想像力の翼と、言語の壁を乗り越えるトランスミッターだ。このふたつをもってすれば、
どんな書物を前にしてもひとは、時間軸、空間軸を縦横無尽に羽ばたくことができる。
 
 そして後者のプロセスを担うのが、翻訳者だ。

 横文字で埋め尽くされたテキストを前にすると、いつだってしばし呆然とする。
果たして、私はここに書かれていることを解せるのだろうか。これを読み切り、歪曲せず、
著者の言いたいことをきちんと汲み取って、人に伝えることができるのだろうか。
 明確に書かれていないけれど、伝えてもらうことを待っているエモーションは何なのか。
私は果たして主人公にエンパシーを感じることができるのか。できないとしたら、
そのブレのようなものをどうやってチューニングすればいいのか。

 いつも頭に浮かぶ集団無意識的風景がある(そう、これとすごく似通った
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(村上春樹)、一角獣の頭蓋骨の記述は
ユングのいうところの集団無意識、元型*なのだと思う)。

 私はジョージア・オキーフの描くような荒涼としたランドスケープの中にいる。
やはりオキーフ的な乾いた獣の骨が地に落ちている。その骨を両手で持ち上げて、
眼球のあった場所にある空洞をじっと見つめる。手のひらから伝わる質感や、
頭蓋を通りぬける風の音をただ感じ取りたくて、そっと目を閉じる。深く息を吐く。意識が遠のく。
質量と空間がねじれる。やがて、こころを許してくれたかのように頭蓋骨
が私の手の間でじんわり熱を帯び、何かを私の指先に伝えようとする。
 私は戦士にも、王にも、女神にもなれる。畏れるもの、奢れるもの、貧しきものの声にも耳を澄ませる。
知る限り、人間だけに許された、イマジネーションの旅を幾度もなく、なぞれる特権。
 大地に足をつけたまま、虚空を飛べる想像力の翼。たまたま(ほんとうに、たまたま)外国語を
知っているがために、それを自分が知る言葉に置き換え、伝える任を担えることを、
こころから誇りに思う。
(* 集団無意識・元型 :深い無意識の領域に、個人を越えた、集団や民族、人類の心に普遍的に存在すると考えられる先天的な元型 - wikipediaより)
 
 だから私は、読書をやめられない。本の扉を開いたら始まる未知の世界、思想、
出会える人々にどきどきし続けていたい。広く伝えられることを待っている、
新しい頭蓋骨を掘り出し、向き合うときの畏れと緊張を味わい続けていたい。
 茫漠と広がる月面に足をそろそろと降ろすように。
 苔の香りを嗅ぎ落ち葉を踏みしめ、深い夜の森に分け入っていくように。

(以前書いたものに、加筆修正)







おまけ:

本好きにはネコジャラシ(?)、なアフォリズムと写真満載のサイト。

Booklover
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by office_bluemoon | 2010-12-24 12:46 | ほんの習作(掌編・エッセイ他)

Book circle 議事録 番外編

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週末用のローストビーフの練習をするからおいで、と
Sに夕食に呼ばれる。
ポトラック(持ち寄り)形式で。

メニュー:
あんぽ柿とカマンベールチーズ 蜂蜜と黒胡椒粗挽きをトップに
ローストビーフ グレーヴィーソース添え
ロースト野菜(ポテト・玉ねぎ・いんげん)
ブラウンマッシュルームのベーコンチーズ詰めプチトマトグリル添え
かぼちゃとごぼうのペーストとグリル帆立のチーズペンネ。
赤ワイン


毎年肉の焼き加減には心を砕いているSは、
「火を通し過ぎた」、とひとりでがっかりしていた。
(固くなっていないから、ちょうどいいと思うのだけれど?)


この日の会話から。

「人生最後の一日に食べたいものは?」

K
おかゆ。

S
ピッツァ。オレガノを効かせて。

office_bluemoon
(どんなわがままでもいい、という前提で)

朝:
キザだけれど、生牡蠣とシャンパン。
さらにキザだけど、ブラッディマリーも合う。
トマトジュースに、クラム(はまぐりの汁)の隠し味。

昼:
しゃぶしゃぶ。新鮮野菜とキノコやまほど。
上等の薄切りお肉はさっと湯にくぐらせるだけ、で
少量でいい。

晩:
白いご飯と京漬物とお味噌汁。



おかゆのような枯れた境地の人とは
同じ日に一緒に死にたくない、とか(ひどい)、
幼い頃貧しくて食べさせられて過ぎて
嫌いになったものがある、とか
イルカを食べるのはほんとうに可愛そうなのか、
ウサギは美味しいと思うか、などなど
異文化食べ物談義に。


Sの推薦本:

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* The Soul of Chef - The Journey Toward Perfection  Michael Ruhlman
(邦訳:『料理人誕生』 マイケル・ルールマン - 即、取り寄せ中)

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* Like Water for Chocolate Laura Esquivel
(これは以前読んだ。面白かった。レシピが豊富なラテン文学。Monicaも推薦)

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New Concise Larousse Gastronomique: The World's Greatest Cookery Encyclopedia
(ラルースの美食大辞典。これは、英英。寝る前にとろんとしながら読む本としても最適)






食と本。
パッションを同じくする者との会話に、
いつも地平線を広げてもらっている。
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by office_bluemoon | 2010-12-23 10:45 | Book club 議事録

神曲


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空が示す。

愛も美も。
争いもそねみも。

迷ったら、天上を目指せ、と。
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by office_bluemoon | 2010-12-22 12:20 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

第5回 Book club 議事録 (『グロテスク』 そして、『アフォリズム』)

課題本:"Grotesque"  Kirino Natsuo (『グロテスク』 桐野 夏生)

今回は読書会→バックギャモン→ジャズライブ、という趣向に。


出席者(office_bluemoonのほかに):

Steve, Charlie, Monica。
今回office_bluemoon友人 Robertが初参加。

* また、この日の参加者以外にも、友人たち4名
が同時進行で本作品を読んでいた
(英語版・日本語版いずれか好きな方で)。コンタクトの取れる者同士、
メールで意見交換していた。ご協力、示唆に富む洞察に深く感謝、である。


主な意見:

- 読了者3名、最後まで読み終われなかった者、2名。
読み続けることのできなかった理由は、暗すぎること、
主人公にエンパシーを感じられなかったこと、too muchと感じたこと。

- 「あまりにも美しすぎる」妹が娼婦になる必然性に説得力がない。
また、姉の性格の暗さには救いがない。

- 実際にあった事件のセンセーショナルな要素を
盛り込み過ぎたのでは?オウム真理教のエピソードにからめた
設定もいきすぎ感が否めない。

- 文学の使命が人に希望を与えること、なのだとしたら、
あまりにも物語に救いがなさすぎてどうかと思う。
他の作品でも(『アウト』)、同じことを感じた。

- 日本の社会では混血の子供に生まれることが、それほどの葛藤を生むことなのか?
→ 世代と、両親の国籍の組み合わせ、その土地柄による。
女子の方が反発は大きいかもしれない。

- 中国人を下に見た記述が唐突で根拠に乏しく、アンフェアに思えた。

- ほんとうに『男はみんなブタ』なのか?(!)

- その一方で、学園生活、良家の子女の通うエリート校の実際を描く筆致の生々しさ、
不穏で微妙な空気感を再現し得た取材の綿密さには驚愕。この作品は、
文学作品としては意見の分かれるところだが、ルポルタージュ的側面だけ見たら
取材力・描写力は秀逸であるのは確か。


* この日説明しきれなかった office_bluemoonの私感2点。覚え書きとして。

1.売れる本イコール、センセーショナルな本ではない、という理由から、
当初本書推薦を憚ったが、多数決で今回の課題図書となった経緯があった。
冒頭部分を読んだ時点でのメンバーたちの反応は非常に好感触だったが、
読了後の意見がネガティブなものに終始してしまったのは、やはり、というべきか。
にもかかわらず、単なる作品批判で終わらず、
文化的背景の異なるメンバーから意見が飛び交って、
批判ではあっても学びが多く気持ちの良いディスカッションだったのが嬉しかった。
良識ある書友に恵まれて幸せである。

2.実はこのタイトルは示唆に富む。”grotesque”とは、単に凄惨な、おぞましい、という
ほかに、「異形(いぎょう)」と言う意味がある。一見、この物語の主人公はハーフの姉妹に
力点が置かれているように見えるが、実は、階級・人種といった壁に隔てられ、
同化を許されない(する必要はないのだけれど)、
排斥されてしまう「異形」なる者たちを描きたい、という著者のたくらみではないか。



次回 課題本について:

Monicaがラテン文学を紹介する番。
Robertのサジェスチョンを得ながら決定とのこと。

会食メニュー(持ち寄り形式):

季節の野菜 しらすゆずドレッシング和え
Chilaquiles con Salsa Verde
プッタネスカ(娼婦風パスタ)
キール(白ワイン+カシス)
SteveとRobertからの
とっておきの赤ワイン

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(右上がChillaquiles)


バックギャモン:

一戦一敗
(もっとじょうずになりたい!)

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食後、海沿いレストランのジャズライブへ。
会場で別の知り合いも合流し、10数名でテーブルに。
顰蹙ギリギリまで大騒ぎをしても追い出されなかったのは、
店の懐の広さか、Steveが常連だったおかげか、それとも...?
気炎を吐いた友人の手が滑り、
生まれて初めて
赤ワインを頭から浴びる。
あまり関係ないかもしれないけれど、
『Copacabana』の歌詞が頭をよぎった。
(でも、お店のみなさん、ほんとうにごめんなさい。
嬌声をあげていたのはわたしではないけれど)



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Robertから満を持して、の近著をいただく。
「ドブの中から星を眺めるための」525の格言を集めた、
『アフォリズム』

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構想は40年余。
当初100で納めるはずが、一年以上かけて
執筆している間に500を超えてしまった、とのこと。

その場でいくつかピックアップしたものを読んでいただいて、
即席朗読会に。
読んだフレーズに対して、やんやとはいる
突っ込みや野次もまた愉し。


セレクション基準は以下の7つ(本書『前書き』より):

- 短いこと
- パーソナルであること
- 限定的であること
- 哲学的であること
- ひねりがあること
- ウィットのあるもの
- 説教臭くないもの

まず最初に原文、日本語訳、そして
適宜解説が寄りそっている。
バイリンガル表記は、
どう訳すかのお手本を見られて
嬉しい。

私が大好きなヘミングウェイの『移動祝祭日』
最も大切に思っているくだりが前書きに引用してあった。
文章を書く者としての覚悟と、矜持を示してくれた一節。
嬉しいサプライズ。
ページをいったん閉じて感興にひたる。

なんびとも、奪うことができない
思想と知恵がある。
路傍に立ちつくしたとしても、
貧しくとも、
ひとりぼっちに思えても。
行く先を照らしてくれる、
叡智の断片たる
ことばたちと機知。
それでいて、
よこしまなこころ。

だから人間はいとおしい。


この先傍らに常に置き、行きつ戻りつし、
読み終えたくない本になること、間違いない。

12月8日発売です。



























アフォリズム

ロバート・ハリス / サンクチュアリ出版

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by office_bluemoon | 2010-12-06 23:16 | Book club 議事録