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『テルマエ・ロマエ』

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テルマエ・ロマエとは、
ラテン語で「ローマの浴場」の意味。

お風呂好き、イタリア好き、
濃い顔好き、昭和好き、で
封切り前から楽しみにしていた。

古代ローマのテルマエ(浴場)設計士が
現代の日本にタイムスリップをしたら、という
いわば荒唐無稽なタイムトラベルもの。

古代ローマ人を演じきった
阿部 寛、市村 正親、北村 一輝、はまり役。
阿部 寛は二枚目路線からの転向が奏功し
快進撃が続く。
上戸 彩、可憐。

『ただ、そこにいるだけでおかしい』人、場面が満載。
人のいうことを聞くはずもない
集団行動などもってのほか、の
イタリア人エキストラたちが、
かくもばかばかしい役どころを
もじどおり裸で体当たりで演じている。
ヌケ感そのまま、の日本のおじいちゃんたちの怪演。
いずれも、せりふがなくても絶妙に滑稽。

原作は、イタリア人の夫を持ち、シカゴで創作活動を続ける
ヤマザキ マリの漫画。
銭湯といえば、タイルの富士山、ケロシンの桶、体重計、マッサージチェア、
瓶入りフルーツ牛乳。
家庭用お風呂には、シャンプーハット、お風呂蓋。
この日常風景は当たり前などではない!
それに気づけるのは、
外から日本を眺める客観性があったからこそ。


抱腹絶倒しながら、少しだけ泣きたくて
夜のシアターへ。
最近気に入っている日常からの逃避。

封切日初日。
23時過ぎ始まりのレイトショーに
わざわざ観に来る人々(自分もそうだけれど)を観察。
ちょっと荒涼としたエドワード・ホッパー的風景と
人情喜劇との落差に
コスモポリタンのエアポケットを見た。



映画『テルマエ・ロマエ』 
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by office_bluemoon | 2012-04-29 13:16 | Life is Cinema (映画)

うつろひ


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桜の輪舞。
さんざめく、チューリップ。
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by office_bluemoon | 2012-04-27 12:44 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

midafternoon

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海前のテラス席はいつだって、屈託がない。
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by office_bluemoon | 2012-04-25 07:52 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

a white sand beach

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見渡す限りブルーと白の一日、人生にまたひとつ。
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by office_bluemoon | 2012-04-23 14:13 | こころ、泡立つ(events)

view


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寄せて、返して。
ひとところには、とどまれない。
とどめておけない。
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by office_bluemoon | 2012-04-21 10:19 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

見張り小屋

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夏のかけらと、そっと添い寝。
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by office_bluemoon | 2012-04-20 07:46 | こころ、泡立つ(events)

『舌の上の散歩道』 壇 伊玖磨

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古書のあるbar、鎌倉ヒグラシ文庫で出会う。
ポテトサラダをつまみに、
トリスのハイボールを立ち飲みしながら、頁をぱらぱらと繰る。
秋谷・葉山・逗子の風景が折々に。
持ち帰っていつになくゆっくりと読了。

昔読んだ海、空、浜のある景色に
今まさに住まい、
同じ花鳥風月を愛でるこの不思議。

風来坊の渡世、鄙の暮らしにどうもしびれっぱなしで
半端もののまま暮れなずんで、今に至る。









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ヒグラシ文庫のあかり。























(2012-B19-0417)
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by office_bluemoon | 2012-04-17 18:23 | こんなもの、読んだ(本・雑誌)

reunion

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二年間通った日本人中学校の同窓会。
7名。
30年来のおさななじみ。
持っていたi-pad(2)を使って
センチメンタルジャーニー。

思い出も
google mapで拡大できたら、
そこにはきっと洟垂れ小僧や
泣き虫がふくれつらをして
マンゴーの樹に登っている。
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by office_bluemoon | 2012-04-12 22:46 | こころ、泡立つ(events)

Book club (@下北沢) Snow Country by Yasunari Kawabata

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ネイティブばかりの地元読書会で
もっと上手に英語で発言できるようになりたくて、
翻訳仲間たちと、日本文学を英語で読むアウェイの読書会に。
課題本は、川端康成の『雪国』。
英語で読むか、日本語で読むかは任意。
ディスカッションは英語。
自分も含めて、英語よりも日本語のほうが
得意な友人たちと行くことにしたので、
今回は地元の読書会仲間たちは遠慮して誘わず。

Paul
Scott
Harumi
Eriko
Akiko
Reina


何年ぶりかに読んだ最初の印象は、
難解で退屈で、やはり好きになれない。
でも、英日両方を二、三度読んで
緻密な象嵌細工のようなしかけをひもとくうちに、
なぜこの作品が世界的な評価を受けたかが少し理解できた。

下調べで見つけた
川端康成がノーベル文学賞を受賞したときのスピーチ、
美しい日本の私 ("Japan, the Beautiful and Myself")、に
『雪国』にも通底する自然観、無常観、うつろひに見出す美の真髄が
現れていて興味深かった。
(これを発言するための英語ボキャブラリーを用意することが勉強になった)

また、日本文学の陰影を翻訳でどれだけ再現できているのか、という点について
仲間たちとテキスト比較ができたのも思いがけない副産物。
名高いJapanolgist (日本通)、Seidenstickerによる翻訳は、
原文の妙味が活かされてないのでは?と日本語の読めないPaulとScottから
意見が。
日本語母国語メンバーから多かった意見は、
確かに、平板かもしれないが、
日本語版での疑問点は、むしろ英語を読むことで氷解する、と。
有名な冒頭の文章を和英で比較した。

PaulとScottが、日本文学・日本文化の造詣が深いことに
ずいぶんと助けられた。
いまさら青臭い近代日本文学を語り合うのも、
英語だと衒いが薄れて、ありがたい。


次回課題: Spring Snow by Yukio Mishima



読書会後、個人的に印象に残った会話。

「Paul、書く人になるために必要な資質、って何だと思う?」
「コミットメントだよ。いつか書く、って言っているだけではいつまでもだめなんだよ」
「Scottはどう?」
「何時間座っていてもへいっちゃらなおしり」

作家になろうと思ったことなんてない、って言っていたけれど、
こんな答えがすぐ出てくるってことは、二人とも嘘をついている、とみた。
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by office_bluemoon | 2012-04-10 21:02 | Book club 議事録

春は名のみの

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そう、空へ。流れに逆らってでも。
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by office_bluemoon | 2012-04-06 09:17 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)