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明日の朝は

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というわけで、年またぎのこの時期は別の惑星に逃げたいくらい
苦手なのだけれど、
せめて新しい朝がくるたびに、
生まれ変わったような気持ちになろうと思う。
特に、明日の朝は。

今年出会ったすべてのご縁に感謝します。
さずかった有形無形の宝を、より豊かで大きなものにふくらませて
2015年にふわりとお返しできるような人になりたいです。
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by office_bluemoon | 2014-12-31 17:12 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

太陰暦のひと

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『年の瀬』から『お正月』にかけての時期が苦手だ。
できるものなら自分だけ普段どおりにしていたいのだけれど
これだけはどうにもならないので、なかば観念して
華やぐ季節をやり過ごしている。

ひとつだけ、ひそやかに続けていることがある。
その年最後の満月を見たときに、心に浮かんだ気持ちを覚えていることにしている。

それが渇望であれ、苦々しい気持ちであれ、満たされた感謝であれ、
満月のある風景と共に心に焼き付ける。

というわけで、今月の、のぼりしなの満月。
来年の今頃の満月のときに
私はいったい、どのように暮らし、何に熱中し、何を想っているだろう。




































*****
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by office_bluemoon | 2014-12-29 08:08 | ぜんぶ月のしわざ

横尾忠則さんが選ぶ『今年の3点』

朝日新聞12月28日のコラム、2014年に最も印象に残った本を
書評委員が選ぶ『今年の3点』で、横尾忠則さんが
翻訳を担当した「僕はウォーホル」を選んでくださいました。
残り2冊は同じ「僕は」シリーズの、「僕はダリ」、「僕はポロック」でした。
3人の天才に共通する精神は「狂気」だというくだりも。

横尾さんの書かれるエッセイなどが以前から好きだったので、
驚き、かつ光栄でした。

素敵なプロジェクトとのご縁に感謝しています。
また、虚心坦懐にがんばります。
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by office_bluemoon | 2014-12-29 07:54 | 訳書

Love thee (「汝を愛せ」)

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よりによって、世界が(どのような形であれ)愛をにわかに叫ぶ日に。
なぜか朝から(正確に言うと前夜から)おろかな失敗が続き、
自分に毒づき続けた。

メールを送ったら、アドレスが一文字違っていて戻ってきてしまった。
まとまった数の印刷をしてから、間違いに気づいた。
見積もった時間がギリギリで、しかも乗った電車が
事故で止まって打ち合わせの相手を待たせてしまった。

もうひとりの自分がいて、年の瀬になると、
一年を振り返ってことさらにダメ出しをする。
ダメ出しプロフェッショナルのそいつに
今日やらかしたことはもとより、済んだことの不手際まであげつらわれ続けていると、
うだつのあがらないまま今年も終わっていくような負け犬気分が満ちてくる。
そうすると、何をするにも気がそぞろで腰が据わらない。
そうした気持ちの隙があると、不注意なミスが続き、自己嫌悪で落ち込み、
また心ここにあらず、という負のスパイラルが完成する。

とどめは、慌ててセーターを脱ごうとしたときに
ネックレスの金具に引っ掛けて派手なかぎ裂きを作ってしまった。
先週母にプレゼントされたばかりのものだ。
母からもらう服はたいてい好みに合わないのだけれど、
これは珍しく気に入って一日置きに着ていたのに。

不注意から、母の気持ちまで踏みにじってしまったようで
ダメ人間の権化のような気分になって
泣きそうになりながら穴をかがる。

手を動かしながら考えた。
もとどおりにできないのなら、でこぼこも味、と思え。
なんなら、目立つ刺繍をしてしまえ。
セーターだけじゃない。
ちょっと難があるからって、捨てるのか?
いくらお粗末でもこの自分でやっていくしかない。
ほころびも、不器用なかがり目も、トータルで愛せ。


かぎ裂きをつくろったセーターは、今、ここにあるものを愛せ、という
啓示を受けたスペシャルな一枚になった。
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by office_bluemoon | 2014-12-25 20:49 | ほんの習作(掌編・エッセイ他)

a concert

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高校生の頃、大好きな来日アーティストのコンサートの、
それも良い席のチケットを買うには何ヶ月もおこづかいをやりくりして、
しかも整理券のために朝早く並ぶしかなかった。

「大人になったら、行きたいコンサートで良い席が簡単に取れて、
好きなだけ、何回でも行けるくらいすごい人になろうね」

これが、子供時代に連れ立ってコンサートに出かけていた友と
夢見ていた、実に他愛もない『すごい大人』像だった。


そのおさななじみと、晩秋の街に繰り出した。
ピアノとオーケストラ編成のライブだ。
数十年、という月日を経ても、子供のときと同じように、
二人並んで座って音に酔い知れ、手が痛くなるまで拍手をした。

『好きなコンサートで良い席が取れる』。
それが考え得る最高の成功だと思っていた
幼さに苦笑する。

これまでこの友と共有した時間の豊かさと、
この満ち足りた気持ちの確かさといったら。

そういう種類の幸福があるなんて、
子供のときには想像だにしなかった。
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by office_bluemoon | 2014-12-10 20:32 | こころ、泡立つ(events)

訳書について

今度翻訳を担当したのはどんな本ですか?というご質問をしばしば受けます。
文章にまとめてみました。簡単に紹介させていただきます。

「ビジュアル大宇宙」
宇宙の見方を変えた53の発見(上)・太陽系の謎に挑んだ47の発見(下)

(ジャイルズ・スパロウ著、国立天文台副台長 渡部潤一氏監訳 日経ナショナルジオグラフィック社)

 天文学は発見に満ちています。
 その歴史は仮説→観察または実験→反証または立証→理論 という「近代科学的思考」を
人類が得るまでの歴史でもあります。

 たとえば、星を眺めた古代ギリシャの人々は、地球が宇宙の中心だと思っていました。
この常識を疑う人々は紀元前3世紀にもわずかにいました。ですが、従来の考えをきっぱり否定し、
新しい宇宙観を世に広める人々が現れるまでには、1700年(!)もの月日が必要でした。
コペルニクスの登場です。
 コペルニクスの理論モデルが裏打ちされるまで、さらに100年かかりました。天体望遠鏡を
普及させたガリレオの貢献でした。望遠鏡による天体観測を通して、今まで信じられていたことと、
実際目で見たものが違うことに人類は初めて気づいたのです。
 この、「近代科学的思考」を手に入れた人類は、無数の発見を成し遂げました。それも、
2014年の現在に至るまでのわずか400年ほどの間に、です。

 もはや古典ともいえる「相対性理論」はもちろん、「量子論」、「ダークマター」、「物質と反物質」といった
最先端の話題、そして「宇宙の終わり」。上巻では53の発見を道しるべに、
137億年の旅に読者を誘います。
 下巻では、太陽系の謎に迫った47の発見を紹介します。ここで紹介される惑星や、その不思議な
ふるまい、衛星や彗星たちの素顔は、実に個性的です。ひるがえると、地球のこの、恵まれた
環境というのは、奇跡のような偶然の産物だとわかります。
何かのさじかげんがほんのちょっと狂っただけで、生物の気配すらない星になっていた
かもしれないのです。
 
 「科学的思考」から、 21世紀を生きる私たちが学べることが数多くあります。人類がひもといた
宇宙の137億年の歴史は、壮大な謎に立ち向かった旅でもあります。そんな叡智の旅を、
美しい写真と共にお楽しみいただけたら嬉しいです。
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by office_bluemoon | 2014-12-10 20:26 | 訳書

晩秋


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今年見た紅葉の中で最も大きかったのは、たぶんこれ。
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by office_bluemoon | 2014-12-07 18:55 | こころ、泡立つ(events)

なかの綾リサイタル@長者町FRIDAY


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「場末」感なしに、道ならぬ恋を歌えるとは、これいかに。
セピア色の夜に映えた 艶やかな仇花。


『なかの綾リサイタル』@長者町FRIDAY

<前半セットリストのみ、twitter より転載>
ラブイズオーバー
ラストメトロ
愛人
つぐない
ホテル
ピアノ
恋に落ちて
ずるい女
愛の賛歌
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by office_bluemoon | 2014-12-07 18:52 | こころ、泡立つ(events)