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僥倖

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夕方に入ったカフェで
グラスを持ち上げた時に机に残った
水滴のスマイリーマーク。
思えばラッキーの兆しは
このときから、はじまっていて。

ライブハウスでのピアニストのステージが、美しくて、
鳥肌もので。
おさななじみも一緒で、それだけでも幸福な夜だったのに。

照明が明るくなってもさめやらぬ余韻のなか、
友人を見失ってきょろきょろしているときに、気づいてかたまる。
10代の頃から憧れ続けた作家さんが、
奥様と席にいらした。

ライブハウスにいるのに、世界中の音が消えた。
おふたり語らう、無造作な空気感。

狼狽のあまり、スマホを床に落として、あわあわして、
右足と左足とどっちを出してよいかわからなくなって。
ぽわん、としたままふわふわ帰途。

あの晩の美しいピアニストさんと、作家さんへ。
至上の音楽を、文学を、生み出してくださって、
ありがとうございます。
作家さん、私はあなたの小説に出会わなかったら
いまとはまったく違う職業についていたはずです。

その存在と、アウトプットが、人をはてしなく幸せにできる―
そんな人に私もなりたいです。
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by office_bluemoon | 2015-11-30 07:14 | こころ、泡立つ(events)

翻訳を担当した写真集が出ます(『ぶるにゃん』・『ぶるわん』)

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テキスト部分の翻訳を担当させていただいた2冊の写真集
『ぶるにゃん』『ぶるわん』が刊行になりました。

ぶるぶるっと身体を震わせるファンキーな”ヘン”顔のイヌやネコたち。
その出自のほとんどは、動物保護施設(シェルター)に
収容されていた、引き取り手のいない子たちでした。

キャラクターがにじみ出るような写真を撮ってあげることで、
動物たちが里親と出会う、お役に立てる―。

そう確信したフォトグラファーのカルリ・ダビッドソンさんは、
タトゥーの入った細腕にカメラを構え、
パッションの赴くままシャッターを切リ続けました。

撮影する中、彼らがぶるぶるっと身を震わせた時の
なんとも無防備な表情の魅力にある日気づきます。

恵まれないイヌやネコも、ペットを飼いたがっている人も、飼い主も、
シェルターも、そして自分自身もハッピー。そんな、幸福な循環をさらりと作ってのけた、
カルリさんのインタビュー記事翻訳も担当させていただきました。

本日、ナショナル ジオグラフィックさんのサイトにアップされましたので、
ご高覧いただけたらとてもうれしいです。今週は『ぶるにゃん』編です。
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by office_bluemoon | 2015-11-25 09:29 | 訳書