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茶摘み

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村民の過半数が65歳以上、という限界集落。

「天空の村」とも呼ばれるこの土地に移住した
知人の手伝いで、茶摘みを体験しました。

かつてはこの土地の主力産業だったお茶づくりも、
人手が足りずに商売としては衰退。
それでも、元祖ブランド茶としてのプライドから、
自分たちの飲む分だけは、と、
老人たちが手入れを欠かさずに茶畑を守って来たのだそうです。
今がその収穫期。

この日みんなで摘んだ生葉は30kg
それが製茶すると5分の1にまで減るのだとか。
囲炉裏で遠火にした和紙の上で生葉を手もみし、
火を入れます。


【煎茶道】を長らく習っている方のおもてなしで新茶をいただきました。

その日摘んだ葉は、淹れたお茶は、ほんの少し口に含んだだけで
ぱっと薫りが暴れ、「若い!」という感じ。
昨年収穫のお茶のまろやかさに比べると、まだピキピキ跳ねている
魚を思わせる生命力が漲るかんじ。
一煎目と二煎目とでは、印象が全然違う。

飲み干すと、軽く酩酊したような、
一気に視界が開けるような、高揚感に包まれました。
日本茶、すごい。

谷間に泳ぐ鯉のぼりを見ながらの新茶。
山深い緑、谷底の緑、茶葉の緑、茶揉みに使った軍手の緑。
これが、茶碗に注がれた緑になって、身体の中にすうっと入っていきます。
甘露、甘露。ありがたきこと。



































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# by office_bluemoon | 2017-06-07 13:42 | こころ、泡立つ(events)