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『音屋吉右衛門(世良公則 x 野村義男』 2013@STB六本木

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昔、セラさん大好きだったなぁ、なんて、
出かけた時点では、過去形だった。

『平凡』とか『明星』なんて買ってもらえなかったから、
友達に頼み込んで切抜きを集めて、定期券に入れることを
覚えた最初のゲイノウジンだった。

化粧品のCM曲が聴きたくて、
商店街の化粧品店の前で
同じプロモーションビデオを飽きもせず見ていると、
よく母が連れ戻しに来た。

教室でモップを使って『宿無し』をスタンドマイクプレイつきで歌った
掃除時間の思い出も、おぼろげにある。
だけど、男子の誰がやったのかをちっとも覚えていない。
もしかして、ひょっとして
セラ足で熱唱していたのはわたしだったような気もする。


そんなの全部子供時代の思い出、なんて思っていたら、
一曲目、
「あーいっそつかしの」の「あ」の音で、脳髄しびれた。
うまい。いや、アコースティックのせいだけじゃない。
昔より声量も迫力もある。溜めも、艶もある。
野村義男(ヨッチャン!)のトーク、世良さんの男気を立てつつ、軽妙。
最後はまさかの「ナツコ」でオールスタンディング。

北風強い帰り道、斉藤和義カバー曲のこのリフレインが
頭から離れなかった。

ずっと好きだったんだぜ
ほんと好きだったんだぜ
相変わらず綺麗だな


ちょっと強引でくどいほど男くさい
昭和の日本のロッカー。
過去形なんかじゃなかった。
今なおかっこいいセラさんをこの目で見られて、
ほんとうにうれしかった六本木の夜。
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by office_bluemoon | 2013-02-17 00:24 | こころ、泡立つ(events)