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office bluemoon

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A Big Wheel


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奈落へまっさかさま、に思えたり、
天使のきざはしに見えたり。

人生とちょっと似ている。

気の持ちよう。
by office_bluemoon | 2010-06-15 08:41 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

開国


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こうやって、
いろんなものが
あけろ~!と
おしよせてきたわけだ。
by office_bluemoon | 2010-06-14 01:40 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

窓越しの空


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大地の裂け目に落下した
植物の種子のような
かそけき存在。

だとしても、
差し込む光や色のかすかな揺らぎに
ほほ笑むことができる幸福。
by office_bluemoon | 2010-06-13 11:06 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

雑踏


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銀河系の片隅。

たがいに向き合おうともせず、
蒼茫たる空にも目をくれず、
ただひたすらに液晶や電飾の光に
幻惑されている、
孤独の星の住人たち。
by office_bluemoon | 2010-06-12 07:31 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

あまやどり


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上質の活字と、抑制の利いた音楽と、のど越し麗しきもの。

この3つさえ揃えば、雨が降ったって、
へいっちゃら。

夢とうつつのあわいを
行きつ、もどりつ。
by office_bluemoon | 2010-06-12 07:28 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

「土と水陽」 左官  挾土 秀平

壁。
乗り越えるのではなく。
向き合うことで
自分の内面を
螺旋状に降りて行くような感覚に呑まれてしまう。
そんな圧倒的な包容力のある壁に出会った。



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土を捏ね、均(なら)し、抉(えぐ)り、うねらせ、刻む。
大地の鼓動、風の揺らぎ、光の刹那の煌めき、
森羅万象の気配を鏝(こて)を使って
二次元に封じ込めた土壁。

「左官」挟土(はさど)秀平さんが
土と水を練り、陽にあてて
壁に託するのは、静謐な小宇宙。
仄暗くなま暖かな深海の底。
空(くう)であり無限でもある
枯山水にも似た、内観の旅の
心象風景だ。



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そしてそこに添えられた短い文章、詩は
ただ奇をてらった机上の産物ではない。
山に分け入り、風に身をさらし、
水の冷たさに指先を痺れさせ、若葉に噎(む)せ、
岩を動かし懊悩する肉体から
ほとばしり、したたった玉。
五感を研ぎ澄ませ、
その土地の気配や精霊に
耳を傾けた果てに
こぼれ落ちたことばたちだ。

その作品と詩の前に立つ者は、
「アイデアの源はことば」であるとする挟土さんの
心の彷徨にゆるやかにいざなわれる。

琴線などというものがほんとうに心の中にあるとしたら、
その弦はやがて静かに、激しくかき鳴らされる。
妙なる音色は、甘やかに虚空に消えてゆく。

彷徨の彼方。
いざなわれるがままに螺旋階段を降りた闇の奥に遠く、
万物の源であり、すべてが帰するかそけき光が
仄かに揺らめく。

闇の中だからこそ、突然悟る。
萌える若緑や水面に映る茜や琥珀、
吸い込まれそうな水底の藍。
砂に混じる黄金や月から放たれる糸のような銀。
地上に溢れる色があまねく回帰するところも
きっとひとつ。

沸き立つ慶賀の光は、万物の中にあり、
自分の中にもある。
土から生まれ、
やがては朽ちて土に帰する無常。
それだけを繰り返し胸に刻むために、
行(ぎょう)のように、
その土壁たちの前にいつまでも立ち尽くしていたかった。











13日(日)まで
渋谷東急 Bunkamura 1F ギャラリー
「土と水陽」 



挟土秀平 オフィシャルサイト



遠笛 - 左官 挟土秀平のブログ
















































のたうつ者

挟土 秀平 / 毎日新聞社

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by office_bluemoon | 2010-06-11 10:28 | こころ、泡立つ(events)

"500 Handmade Books"


唇に浮かんだコトノハはいずれ、
露のごとく、砂塵のごとく消えゆく。

ならば、ものがたりを残したい。
時や場所を隔てても、打ち震えるこころを
誰かと共有したい。
それは生命維持の次にくる、ときにはそれに迫る
人の初期衝動、根源的で原始的な欲求。

だから、人は絵だけでは飽き足らず、
文字を編み出した。
次に人は、
コトノハを持ち運びたくなったのだろうか。
コトノハをかたまりとして取り扱える
綴じられた本、という体裁が生まれた。

時空を超えて持ち主が変遷しても
遺されたコトノハたちは
本の扉が開かれるたびに甦り、
繰り返しひもとかれていく。

その行為自身を、
心を籠めてひとつのドラマにまで高め、
演出する芸術。
それが、人の手による製本だと思う。

この本は、ブックアーチストのSteve Miller氏が選んだ
手製本500選。





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綴じる技法、装飾、字体の意匠を凝らす。
紙はもちろんのこと、
ここで使われているのは
皮、金属、石、海藻、ガラス、羽、毛糸、樹皮。
素材の説明を読んでいるだけで、
固定観念が痛快に打ち崩されてゆく。

そうだ。扉が開いた瞬間、
コトノハが喜々としてはばたいてゆくのが
ありありと見えるような。
そんな本がもっと
たくさんこの世の中にあってもいいんだ。


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電脳、ペーパーレス、の時代に敢えて。
綴じられたコトノハにどうしようもなく惹かれ、
本を愛してやまない、すべての友たちに。
























500 Handmade Books: Inspiring Interpretations of a Timeless Form (500 Series)

Lark Books

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by office_bluemoon | 2010-06-10 10:02 | こんなもの、読んだ(本・雑誌)

くもりでも


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太陽はいつだってそこにいる、ってことすら
どうして信じられなくなるんだろう。

よわむしだなぁ。
by office_bluemoon | 2010-06-09 07:11 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)


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まわりがどうあろうとも、
静謐で、ひるまない。
by office_bluemoon | 2010-06-08 07:59 | 迷路に遊ぶ(おもふこと)

"The Long Good Bye" (Raymond Chandler)


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その日の営業を始めたばかりのバーではいつも、
友人テリー・レノックスを待つ
フィリップ・マーロウを探してしまう。

そしらぬ顔して
ギムレットを、と言いたくなる
(きっと「こいつもか」、と失笑を買いそう)。



情感を抑制してもなお、
そこはかとなくにじむ感傷と正義感。
非情、といいながらも
至上のセンチメンタリズム。

孤高の諦観。



"I like bars just after they open
for the evening. When the air inside is still cool and clean and
everything is shiny and the barkeep is giving himself that last
look in the mirror to see if his tie is straight and his hair is smooth.
I like the neat bottles on the bar back and the lovely
shining glasses and the anticipation.
I like to watch the man mix the first one of the evening and put it
down on a crisp mat and put the little folded napkin beside it.
I like to taste it slowly. The first quiet drink of the evening in a quiet bar
- that's wonderful."

「ぼくは店をあけたばかりのバーが好きなんだ。店の中の空気がまだきれいで、
冷たくて、何もかもがぴかぴかに光っていて、
バーテンが鏡に向かって、ネクタイがまがっていないか、
髪が乱れていないかを確かめている。
酒のびんがきれいにならび、
グラスが美しく光って、客を待っているバーテンがその晩の最初の一杯をふって、
きれいなマットの上におき、折りたたんだ小さなナプキンをそえる。
それをゆっくり味わう。静かなバーでも最初の静かな一杯
― こんなすばらしいものはないぜ」


Quoted from
The Long Good Bye
by Raymond Chandler

「長いお別れ」
レイモンド・チャンドラー著
清水 俊二 訳





村上春樹訳も、これまた美しい。













































長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

レイモンド・チャンドラー / 早川書房

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ロング・グッドバイ

レイモンド・チャンドラー / 早川書房

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The Long Goodbye (Vintage Crime/Black Lizard)

Raymond Chandler / Vintage

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by office_bluemoon | 2010-06-07 10:22 | 泡沫を掬う(忘れたくない言葉)